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The Glaze 

By  Gampu Nnakamura

Total Branding

2016年、伊勢丹新宿店本館1階で、今九谷窯の陶芸作家・中村元風氏の個展「The Glaze〜輝きはチャレンジから生まれる〜」が開催。近衞忠大はクリエイティブ・ディレクター兼キュレーターとして、本展のトータル・ブランディングを担当。展示構成や什器の企画制作、展示映像の制作、ポスターやインビテーションなどの印刷物デザインなど手がけた他、元風氏とのコラボレーションで作品を企画制作、展示・販売も実施しました。

展覧会会期中には元風氏と近衞のトークショーを開催

元風氏は、雨上がりに日光を受けて輝く水滴のみずみずしい様に心を打たれ、それを永遠化したいという想いから釉薬の研究に挑み、「グレイズ」の輝きに辿り着きました。そんな元風氏の生き様を、来場者に分かりやすく伝えるために、「輝きはチャレンジから生まれる」を本展テーマとしました。

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元風氏の信念は「陶磁はアートとサイエンスの融合」

本展の作品は、禅の世界などで万物すべての形を代表するといわれる◯、△、□の形で構成されているのが特徴です。生まれたての生命力を表現した「グローブ(Globe)」と、エネルギーの循環や永続を表現するため球体の上下に穴が開けられた「トーラス(Torus)」と名付けられた◯のシリーズは、宇宙に輝く星をイメージ。△のシリーズ「ピラミッド(Pyramid)」は、ロケットや山など上に向かうものは先が尖っていることに着想を得て、□のシリーズ「プリズム(Prism)」は、成熟や調和を表現した絵画作品として、制作されています。

全ての展示台を近衞が企画制作。主役である作品を引き立てるよう、シンプルな直線美とモノクロームな配色を基調とし、伝統工芸の展覧会にはこれまでなかった新しいスタイルを確立しました。