長崎くんち 諏訪神社へ掛け軸「九重菊」奉納
- 2025年12月5日
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更新日:6 日前
長崎の秋を彩る「長崎くんち」。
その奉納踊の舞台となる長崎市上西山町の鎮西大社 諏訪神社にて、このたび近衞忠大が掛け軸「九重菊」を奉納いたしました。
近衞家と諏訪神社の縁は遡ること江戸時代。21代当主・近衞基熈(このえ もとひろ)公が関白職にあった際に、「諏方大明神」の書を奉納。この掛け軸は今でも長崎くんち期間中だけ、諏訪神社貴賓館の床間に飾られるのです。
元禄と令和をつなぎ、後世へ受け継いでいきたいという諏訪神社様からのご相談を踏まえ、近衞忠大が奉納した書画「九重菊」は、先代の掛け軸との“対”となるよう制作され、自筆の和歌と菊の日本画を組み合わせた清らかな佇まいを見せています。

以久へ耳も 多ち可さなり志 菊乃は奈 くんち能ゑにし 九重な羅那牟
(いくつも立ち重なる菊の花のように、くんちの縁もたくさん重なっていくであろう)
この和歌に近衞が込めた想いは、長い時を経て再び結ばれた貴い縁への感謝と、未来へと続く繁栄への祈りです。
「初めて掛け軸を拝見した時は感激で見とれてしまった。時空を超えてこんなご縁があるありがたさ、うれしさを感じた」と諏訪神社の吉村政德宮司に仰って頂いたのが印象的でした。

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『縁詠のことほぎ ~次の世代へ』
ところで、今回は近衞忠大にとっても“初めての長崎くんち”。

「長崎くんち」は、10月7日から3日間にわたって町を挙げて催される秋季大祭で、その熱気と賑わいを象徴するのが“まきもの”と呼ばれる手拭いです。
令和七年の奉納踊に参加した、西古川町・新大工町・諏訪町・榎津町・賑町・新橋町の6ヵ町の「手拭いセット」では、各町の意匠を一度に楽しむことができます。
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長崎くんちは、町の人々が一年をかけて準備し、神に感謝を捧げ、人と人との絆を確かめ合う、長崎の秋を象徴する“魂の祭り”です。
その中心にある諏訪神社は、長崎の人々にとって“守り神”であり、信仰と絆の象徴でもあります。
この度、近衞忠大の奉納を通じて、地域の方々が古くから大切にしてきた伝統と心に触れ、改めて日本文化の深さと温かさを実感いたしました。
弊社は、この「縁」を大切にし、長崎の文化発信の一助となれるよう努めるとともに、伝統の美と精神を未来へと受け継いでまいります。




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