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【Report】SHINAGAWA 武士の学校 2023

SHINAGAWA 武士の学校について

curioswitchが主催する「SHINAGAWA 武士の学校」は、品川区及び品川文化振興事業団のご後援とNPO法人七五のご協力を賜り、2022年11月に初めてアイルしながわで実施した文化事業です。



SHINAGAWA 武士の学校2023について

2年目の開催となる今回は「徳川家の弓馬術」をテーマに、7月22日と23日の2日間アイルしながわを借り切って開催いたしました。



弓馬術の指南役として徳川将軍家へ仕えてきた、小笠原流の31代目御宗家御嫡男・小笠原清基さんと御一門を先生に迎え、4歳から「礼法と弓術」「礼法と流鏑馬」を体験できる特別授業を実施頂きました。



礼法と弓術


【小笠原流についての講義】

道着に着替えた生徒の皆さんは、小笠原清基先生から小笠原流の歴史について学びます。道着を着て歴史を学び、気分は武士です。



先ずは、鎌倉から江戸まで歴代将軍家の弓馬術礼法師範を務め、明治維新後も伝統的な小笠原の流儀を守り抜き、学校礼法の普及にも力を注いできた小笠原家の歴史。そして小笠原家が教えてきた武家の授業科目、礼法・弓術・弓馬術について、小笠原清基先生より、映像を交えてわかりやすく解説していただきました。


【弓術の実演】

小笠原流の歴史や、弓術の基本となる礼法を学んだ後は、小笠原流の一門の方々による弓術のデモンストレーションです。気迫ある一矢を放つ先生方の弓術に、生徒の皆さんも驚き、感嘆していました。



【礼法の実践】

小笠原流の弓術を見学した後は、まず畳の上で弓術の基本となる礼法を教わりました。弓術ではどのように動き体を使うのか、先生の真似をしながら覚えていきます。



【弓術の練習】

畳の上で礼法を教わった後は、実際に的に向かって矢を放つ練習です。先生方に丁寧に弓の引き方を教わりながら、繰り返し繰り返し、的に当てる練習をしていきます




大人の皆さんも真剣に練習しています。




丁寧なご指導のおかげで、短時間の間にメキメキと上達する皆さん。



【弓術の本番】

的で練習したあとは、実践に近い鹿の的に挑みます。



因みにこちらは「草鹿式(くさじししき)」という儀式に使われる由緒正しき鹿さん。鎌倉時代の1194年5月、将軍源頼朝が富士の裾野で狩りを催した際、家人がしばしば獲物を射損じてしまいます。そこで、古老の武士に相談し、草で鹿を作って射る稽古をしたことが、「草鹿式」の始まりなのだそうです。



矢が当たると会場では拍手があがり、射手の生徒さんも非常に喜んでいました。残念ながら当てられなかった方も、武士の儀式に参加すると言う貴重な体験を堪能していただけたようです。



礼法と流鏑馬


続いては、「礼法と流鏑馬」の授業をご紹介します。


【流鏑馬の実演】

小笠原流についての講義を受けたあとは小笠原流一門の方の実演です。


木馬からの騎射ではありますが、生徒の皆さんも固唾を飲んで見守り、迫力あるものとなりました。



【礼法の実践】

流鏑馬の場合も弓術の基本は同じです。ただし、馬に乗りながら射るので、地面に立ちながら射る歩射とは違った、身体動作を習得する必要があります。



足を広げて上半身を地面と垂直に保ちながら腕を大きく動かすという練習では、普段使わない筋肉を使う動きに、場内至る所で軽い悲鳴と笑い声が。ハードな運動を淡々とこなす小笠原流の皆さんに、一同感銘を受けていました。



【流鏑馬の練習】

礼法を教わった後は、木馬から弓を射る練習です。先ずは、木馬への礼に始まり、刀を携える武士が馬に乗る方法から教えて頂きます。そして、いよいよ木馬に跨りながら的に向けて弓を射る練習を繰り返し、最後は、木馬を降りての礼のご指導です。この一連の動作を、小笠原流の皆さんに付きっきりでひとりづつ何度も何度も教えて頂きました。




流鏑馬の練習を受けながら、小笠原清基先生に弓術についても解説していただきました。生徒の皆さんも木馬の順番を待ちながら、先生のお話を真剣に聞いていました。


【流鏑馬の本番】

最後に、実際に流鏑馬で使われる一尺八寸角板を的にして騎射に挑みます。



見事に板的を割ると会場に大きな音が響きます。割ることができた方も、できなかった方も、貴重な体験ができ、楽しんでいた様子でした。



【板的を射る実演】

最後に小笠原流の方が、木馬から板を射る実演をしてくださいました。3ヵ所に設置された一尺八寸角の板的に矢を放っていきます。



矢を番える間に、「インヨー(陰陽)」という矢声(やごう)を発するのが決まりです。非常に迫力のある実演となりました。



展示エリア

また今回は、YouTubeでのオンライン配信に加えて、どなたでもご見学可能な立ち見エリアと小笠原流に関するパネルや道具の展示スペースも会場内に開設。



江戸時代に作られた美しい螺鈿の鞍や、身分の高い武士が使う弓、魔を払うために使われていた矢など、本物のお道具類をガラス越しではなく観察できる上に、小笠原流の方による丁寧な解説もあり、お子様連れのご家族にも、大いに楽しんでいただけたようです。



この展示スペースは一般の方も見学することができ、興味深そうに展示を見学する人も見受けられました。また、武士の学校の参加者の中にも、帰る前に展示を見ていた方、小笠原流のパンフレットやグッズを手にとる方も大勢いました。




おわりに




「SHINAGAWA 武士の学校 ー徳川家の弓馬術ー」は、展示見学も含めて94人の方にご来場いただき、オンラインでも220名にご参加いただきました。


また、ご参加者の多くがアンケートにご協力くださり、継続に向けた貴重なご意見・ご感想をいただくこともできました。


ご興味ある方は、ぜひ特設サイトに掲載されております、小笠原清基先生の特集記事も併せてご高覧ください。




末筆となりますが、ご来場頂いた皆さま、小笠原清基先生をはじめとする小笠原流一門の皆さま、「アイルしながわ」を快くお貸し出し下さった品川区 文化スポーツ振興部の皆さま、ご後援いただいた品川区と公益財団法人 品川文化振興事業団の皆さま 、ご協力いただいたNPO 法人七五の皆さま、そして、寺田倉庫さまをはじめ、各プログラムを支えて頂きました全ての関係者に、この場を借りて、心より御礼申し上げます。


また次回、「武士の学校」の開催を、お待ちいただければ幸いです。



題名:SHINAGAWA 武士の学校 ー徳川家の弓馬術ー


日程:7月22日(土)礼法と弓術  10時~12時 

   7月22日(土)礼法と流鏑馬 13時〜15時

   7月23日(日)礼法と弓術 10時~12時 

   7月23日(日)礼法と流鏑馬 13時〜15時


会場:アイルしながわ(品川区東品川2-3-2)※単独貸切


講師:小笠原清基先生及び小笠原流一門


料金:体験参加各回 大人1名 5,000円

体験参加各回 子供1名 3,000円

体験参加各回 親子ペア(子供1大人1) 6,000円

体験参加1日通し 親子ペア(子供1大人1)10,000円 

   帯同者観覧席 0円


備考:子供(4才〜17才)※但し小学生以下は保護者も要体験参加


主催:株式会社curioswitch

協力:NPO法人七五


後援:品川区/公益財団法人品川文化振興事業団



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