【Report】大阪・関西万博イタリアパビリオンアンバサダー就任
- Jingu
- 6月23日
- 読了時間: 3分
Buongiorno! 弊社近衞忠大は、大阪・関西万博で話題のイタリアパビリオン(以下イタリア館)にてアンバサダーを務めさせていただいています。
イタリアと近衞のご縁に関しては、ぜひ上記動画をご高覧いただけましたら嬉しいです。
アンバサダーとしての近衞に求められているのは、イタリアと日本の架け橋となる役割ということで、弊社では大勢の方々にご協力いただきながら、万博最中に様々なプログラムを計画しています。
その第1弾として、徳島で生まれた伝統文化『阿波おどり』をイタリア館にて紹介するイベントを企画しました。
なぜ阿波踊り?と感じた方もいらっしゃるかと思います。実は、イタリア館にはカラヴァッジョの名作『キリストの埋葬』をはじめとするバチカン市国関連の作品が数々あります。阿波踊りのルーツはご先祖の魂を供養する舞いとも言われており、イタリア館の展示品と『阿波おどり』は、『鎮魂』という共通のテーマで結びついていると考えた次第です。
5月2日の当日は、イタリア館前方の大屋根リングの下、特設ステージを中心にして、阿波おどりは熱狂を迎えました。編笠を被りながらの安定した美しい踊りと太鼓の迫力ある音楽は会場を盛り上げ、国内国外から訪れた方の印象に深く残ったようです。私たちも踊り子の皆さんの軽やかな踊りに魅入ってしまいます。



阿波踊りだけではなく、踊りを支えるお囃子も会場を盛り上げてくださいました。しっとりとした三味線の音色からはじまり、笛、締め太鼓、大太鼓、そして、テンポをリードする鐘の音は、まさに夏の徳島にいるような気分にさせてくれます。
さらに、特設ステージでは阿波おどりワークショップも開催。特別ゲストとしてイタリア館のイタリア人スタッフのみなさんに加えて、マスコットキャラクター、『イタリアちゃん』も参加。レクチャーでは、高く手を挙げ、内股で踊る『女踊り』に加え、より腕を開き、腰を低く構えて踊る『男踊り』と『女はっぴ踊り』を観客の皆さんも巻き込んで踊りました。



また、イベント終了時には出演者のみなさんもイタリア館内を見学。館内のお客様も、阿波踊りの衣装を着た踊り子の方々に興味をもち、話しかけてくださったり、写真をとってくださったり、阿波おどりの文化は国籍を問わず大人気の様子でした。
出演者のみなさんも館内に飾られた絵画や彫刻、そしてその説明に興味津々。イタリア館には紀元2世紀の大理石彫刻、『ファルネーゼ・アトラス』やレオナルド・ダ・ヴィンチの『素描』といった国宝級の作品をはじめ、心臓移植などのイタリア先進技術を紹介するコンテンポラリー・アートも展示されているんです。

第1弾となる今回は、イタリアと日本の架け橋となるような、お互いが学び合える形のイベントを企画制作する事ができました。イタリア館アンバサダー第2弾の報告もぜひお待ちください。
これからも弊社は日本文化と世界との架け橋になるべく、ユニークな活動をつづけてまいります。
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